進行は分析して覚えるのが一番!
以前コード進行をまとめたこんな記事を書きました。
そこそこ手間をかけたので参考にはなると思います。
ただ、自分で書いておいてなんですが、ネット上にこうした記事は無数にあります。
確かにそういった情報源からパターンを覚えることは無駄ではありません。
ですが僕の経験上、自分でコード譜を調べて進行をストックしていくほうが頭に残りやすいです。
耳コピは敷居が高いなーと感じる方にもおすすめですよ。
キー判別の方法
キーの記載がない場合は自分で判別しなければなりません。
以下の点に着目するとやりやすいかと思います。
①ダイアトニックコード
ダイアトニックコードは当然使用頻度が高いので手掛かりになります。
はじめに各調のダイアトニックコードを表で把握しておきましょう。
キー/コード | I | IIm | IIIm | IV | V | VIm | VIIm(♭5) |
C(Am) | C | Dm | Em | F | G | Am | Bm(♭5) |
D♭(B♭m) | D♭ | E♭m | Fm | G♭ | A♭ | B♭m | Cm(♭5) |
D(Bm) | D | Em | F#m | G | A | Bm | C#m(♭5) |
E♭ Cm) | E♭ | Fm | Gm | A♭ | B♭ | Cm | Dm(♭5) |
E(C#m) | E | F#m | G#m | A | B | C#m | D#m(♭5) |
F(Dm) | F | Gm | Am | B♭ | C | Dm | Em(♭5) |
F#(D#m) | F# | G#m | A#m | B | C# | D#m | Fm(♭5) |
G(Em) | G | Am | Bm | C | D | Em | F#m(♭5) |
A♭(Fm) | A♭ | B♭m | Cm | D♭ | E♭ | Fm | Gm(♭5) |
A(F#m) | A | Bm | C#m | D | E | F#m | G#m(♭5) |
B♭(Gm) | B♭ | Cm | Dm | E♭ | F | Gm | Am(♭5) |
B(G#m) | B | C#m | D#m | E | F# | G#m | A#m(♭5) |
便宜上E#をFと書いています。
この表と見比べて当てはまるキーを探していきましょう。
②M7のテンション
メジャー7th(M7,maj7,△7)のテンションは基本的にはIかIVにしかつきません。
Cキーで言うならCかFですね。
とくにIVM7はよく使われるのでここを手掛かりにするとうまくいくことが多いです。
キー判別した後は
慣れないうちはキーを把握したら移調機能でC(Am)に合わせてみるといいです。
分析を重ねていくと特定のコードの動きから進行がわかるようになり、それに従ってキーも判明します。
キーを合わせれば残りの進行もわかるというわけですね。
・自作曲『星の海』のコード
分析
あとは曲を聴いて照らし合わせていきましょう。
気になった進行をメモしておくのも手です。
メロディーを耳コピしてコードとの対応を調べるとまた面白いですよ!
初見の曲を聴く→コードを予想する→答え合わせ
という作業もコードを聞く耳が鍛えられます。
まとめ
とにかく好きな曲はどんどんコードを調べてみましょう。
慣れればとても楽しい作業です。
この習慣は必ず役に立つし、僕も大いに助けられた経験があります。
繰り返していくと定番の進行なら曲を聴いただけでなんとなくわかるようになります。
ここまで偉そうに書いてきましたが僕もまだまだ勉強中です!
ゆっくり地道に頑張りましょう。